さようならはじめまして。

とあるアラサーが、4歳の息子と生活しています。

明るい家族計画

昔よく「明るい家族計画」という自動販売機があった。
友達の家に行く途中にあった。
そろばん教室に行く途中にもあった。

私は両親の明るい家族計画によって生まれたのではないと思う。
だけどそんな私も産み落とされて今日で二十数年経った。恐怖の誕生日。
やー、怖い怖い、『老い』と『TSUTAYAの店員』は怖いよ。


だけどこの歳になると体にガタがきてそろそろもう1つ怖い物リストに増えそうなものがある。それは『病気』。


今日はわたしが体験した恐怖の病気スペシャルをお送りしたいと思う。
だれも別にそんな話は聞きたくないと思うが、誰からも求められてない使命感が湧き上がってきちゃったもんで、お付き合いくださいまし。


実はおとといの25日、わたしは人生で初めて119番に電話した。

というのは、ここ最近残業続きで精神崩壊していたのだが、その日は運良く6時で仕事が終わってルンルンで安室奈美恵を熱唱しながら車を運転していたところ、いきなり背中に激痛が走った。

痛いけどなるべく気にしないようにそのまま家に帰って、ご飯を作り始めた。
その日の献立は、揚げなすと鶏肉の甘辛炒めと、えのきの味噌汁、モヤシとキュウリのナムル、サラダ。

台所に立って作っていると、息子が「ねぇ〜かあちゃ〜ん、この紙でライトセーバーを作って〜」とねだるのだが、その時わたしの体に異変が起き始めた。

さっきまでの背中の痛みがみぞおちに、そしてみぞおちの痛みが脇の下に、そして脇の下の痛みが下腹部に移動して、もう正直どこが痛いのか説明もできない、とにかく一言で言うと「死ぬ!」という感覚。

それでも息子は「ライトセーバー作ってって言ってるんだけど!!さっきから何してるの!?早くこっちきて!!わかった!?」としつこい。お前はパワハラ上司か。


「聞いて。かあちゃんは今、すごくお腹が痛いの。ライトセーバーは、ごめん、無理。あとで作るから。ご飯食べよう。」となんとかご飯を食べさせた。

私も少し食べたけど、まともに座っていることすら不可能だし、自力で病院に行くなんて絶対無理だと思ったので、横に倒れこんで119に電話した。


「火事ですか?救急ですか?」とおじさんが出た。わりと年配。病気のこっちが心配になるくらい弱々しい声の年配だった。

今起きている痛みや状況を伝えたのだが、その間ずっと私の頭の中で葛藤していたことがある。
私よりも救急車を必要としている人がいるかもしれない…!と。
やっぱり救急車いいです、と言おうとしたがタイミング逃し、

「お名前は?」
「〇田です」
「☆田さんね」
「いや、〇田です」
「★田さん?」
「〇田です」
「■田さんね?」
などと何度も名前を間違えられるなどしているうちに、もう体力も精神もギリ。
とにかく痛いし電話中も息子はライトセーバーをねだるし何とかしてくれーと思っていたら、タイミングよく母が帰宅。

救急のおっちゃんに救急車は呼ばなくていいと伝え、母に救急病院に連れて行ってもらった。


診察室に入ると、ノンスタイル井上のキメポーズをして待ち構えている医者と、ヒステリックな看護師がいた。


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ノンスタイル井上ポーズをキメながら医者は「一番痛いのはどこ?」と聞くので、

私「分からないんです。みぞおちですかね…でもアッチコッチ痛くて…」

医者「で、一番痛いのはどこなんですか?」

私「えー…」

ヒステリック看護師「一番痛いのはどこ!!!?」

私「…みぞおちですかね」

と、2人に責め立てられる形で診察は進んだのだが、ヒステリック看護師のイラつきは、おそらく医者のノンスタイル井上風なキメポーズが原因だと思うから即刻やめてもらいたいと思う。

CTでも心電図でも血液検査でも原因が分からず、薬をもらって帰宅したら楽になったのでとりあえずよかったです。

ちなみに診察の間も息子はライトセーバーライトセーバーを繰り返していたので、
「待っててって言ってるでしょ?母ちゃん死ぬかもしれないんだよ?いいの?」と言ったら、


息子「うん!いいよ!」



・・・・・


母はショックで死にそうです。